100年以上の歴史のある競馬には、時代ごとに記憶にも記録にも残る最強馬が競馬ファンを熱くさせ続けています。
スマートフォン向けゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」などの影響もあり、歴代名馬たちが再注目を集めており、興味を持った人は多いのではないのでしょうか?
この記事では「競馬界で名を馳せた、歴代の有名馬10選!」を紹介していきます。
それでは見ていきましょう。
歴代の有名馬10選!
ディープインパクト
- 2002年3月25日生まれ
- 父馬 サンデーサイレンス
- 母馬 ウインドインハーヘア
- 馬主 金子真人ホールディングス
- 中央獲得賞金 14億5455万円
- 通算成績 14戦12勝
歴代No1競走馬と言っても過言ではない「ディープインパクト」は、競馬を知らない人でも1度は耳にしたことがあると思います。
通算成績14戦12勝で馬券外になったのは、凱旋門賞の失格による1回のみです。
2005年の【G1】菊花賞では、単勝オッズ1倍を記録し、脅威的な人気を集めました。
2006年の有馬記念を最後に競走馬を引退し、種牡馬入りしました。
2019年7月に息を引き取りましたが、最強馬の血を受け継いだディープインパクト産駒の競走馬たちが今も尚活躍中です。
オルフェーブル
- 2008年5月14日生まれ
- 父馬 ステイゴールド
- 母馬 オリエンタルアート
- 馬主 サンデーレーシング
- 中央獲得賞金 13億4408万円
- 通算成績 21戦12勝
騎手を振り落としたり、レース中に逸走してしまうほど折り合いがつかない最強天才馬として有名な「オルフェーブル」は競馬ファンからは「金色の暴君」と呼ばれる程のじゃじゃ馬でした。
2012年にフランスのパリロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞では2着と惜敗しましたが、日本の競走馬の凱旋門賞制覇に1番近かったとも言われるほど、名勝負を繰り広げました。
サイレンススズカ
- 1994年5月1日生まれ
- 父馬 サンデーサイレンス
- 母馬 ワキア
- 馬主 永井 啓弐氏
- 中央獲得賞金 4億5598万円
- 通算成績 16戦9勝
最強の逃げ馬との呼び声高い「サイレンススズカ」の脚質は、天才ジョッキー武豊が確立させました。
1998年に行われた【GⅡ】金鯱賞での大逃げは今でも競馬ファンから語り継がれる伝説の試合です。
同年の天皇賞(秋)のレース中に粉砕骨折を発症、予後不良となり安楽死を決断されました。
オグリキャップ
- 1985年3月27日生まれ
- 父馬 ダンシングキャップ
- 母馬 ホワイトナルビー
- 馬主 近藤 俊典氏
- 中央獲得賞金 8億8830万円
- 通算成績 32戦22勝
1987年5月に地方競馬でデビューした「オグリキャップ」は勝利を重ね、1988年に中央競馬に移籍しました。
「芦毛の怪物」と呼ばれた「オグリキャップ」は中央競馬でも20戦12勝の記録を残し、数々の記憶に残るレースを演出し続けました。
現役最後のレースとなった1990年の有馬記念では、1着に入線し有終の美を飾りました。
レース後スタンドからはオグリコールの大歓声を浴び、競馬ファンから愛された「オグリキャップ」は引退しました。
エルコンドルパサー
- 1995年3月17日生まれ
- 父馬 キングマンボ
- 母馬 サドラーズギャル
- 馬主 渡邊 隆氏
- 中央獲得賞金 3億7607万円
- 通算成績 11戦8勝
アメリカで生産され、日本で活躍した「エルコンドルパサー」の現役期間はわずか2年ほどでしたが、国内成績は7戦6勝、海外成績4戦2勝(負けた3戦は全て2着)と脅威的な成績を残しました。
1999年の凱旋門賞では2着を記録し、当時世界の競馬に太刀打ちできなかった日本競馬界でしたが、日本の競馬が世界でも通用することを証明しました。
ウオッカ
- 2004年4月4日生まれ
- 父馬 タニノギムレット
- 母馬 タニノシスター
- 馬主 谷水 雄三氏
- 中央獲得賞金 13億487万円
- 通算成績 26戦10勝
大文字の「オ」が使われている「ウオッカ」の馬名の由来は、お酒のウォッカからであり、父馬の「タニノギムレット」のギムレットよりも強くなってほしいと意味を込めてつけられた名前だそうです。
64年ぶりに牝馬で制した、2007年の日本ダービーを含め、現役引退までにGⅠ7勝を挙げました。
2008年天皇賞(秋)で当時ライバルであったダイワスカーレットとの対決は伝説の1戦として語り継がれています。
※ギムレットよりもウォッカの方がアルコール度数が高いです。
ナリタブライアン
- 1991年5月3日生まれ
- 父馬 ブライアンズタイム
- 母馬 パシフィカス
- 馬主 山路 秀則氏
- 中央獲得賞金 9億4742万円
- 通算成績 21戦12勝
中央競馬史上5頭目の三冠馬「ナリタブライアン」は、競馬ファンから「シャドーロールの怪物」と呼ばれ愛されました。
シャドーロールをつける前は、成績が安定しなかったが装着後のレースから覚醒し、GⅠ戦線で活躍しました。
ジェンティルドンナ
- 2009年2月20日生まれ
- 父馬 ディープインパクト
- 母馬 ドナブリーニ
- 馬主 サンデーレーシング
- 中央獲得賞金 13億2621万円
- 通算成績 19戦10勝
ディープインパクトの血を受け継いだ、三冠牝馬の「ジェンティルドンナ」は、史上初の3歳牝馬でジャパンカップを制しました。
2012年に行われたジャパンカップの最終直線、オルフェーブルとの攻防は伝説の一戦として挙げられるほどです。
牡馬に挑み続ける姿が、沢山の女性ファンのハートを鷲掴みにしたそうです。
テイエムオペラオー
- 1996年3月13日生まれ
- 父馬 オペラハウス
- 母馬 ワンスウエド
- 馬主 竹園 正繼氏
- 中央獲得賞金 18億3518万円
- 通算成績 26戦14勝
2000年出馬した全戦で勝利したことから「世紀末覇王」と呼ばれていた「テイエムオペラオー」は、16年間獲得賞金の世界記録を保持していたことでも有名です。
ちなみに、テイエムの冠名で知られる、竹園 正繼氏の通算獲得賞金は、約156億円(2022年現在)です。
アーモンドアイ
- 2015年3月10日生まれ
- 父馬 ロードカナロア
- 母馬 フサイチパンドラ
- 馬主 シルクレーシング
- 中央獲得賞金 15億1956万円
- 通算成績 15戦11勝
牝馬三冠馬の「アーモンドアイ」は、現役引退までにGⅠ9勝を達成しました。
2020年のジャパンカップでは、コントレイル、デアリングタクトとの三冠馬の対決を制し、現役生活に幕を閉じました。
中央獲得賞金の15億1956万円は、中央競馬歴代獲得賞金1位を記録しています。(2022年現在)
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